銀箭(ぎんせん)の檻(おり)から もう逃げ出せまい暗黒(あんこく)の世界の 美しさ教えよう水鏡(みずかがみ) 揺れるお前が映る馨(かぐわ)しい花は 咲く前に散りたがる地獄に変わる 時を待つ夜の城の 静けさよ最期の糸を いつ切るかこの気高き 指に訊け瞑怒雨(めいどう)の喝采(かっさい) さあ幕が上がる滅び行く世界の 儚さを見届けよう割れた月 迷うお前を照らすいたいけな蝶は 飛ぶ前に掴むのだ地獄に変える 時を待つこの刹那の 享楽(きょうらく)よ最期の杭(くい)を いつ打つかこの冷酷(つめた)き 胸に訊け…したたる闇は 渦となり鬼火(おにび)を追い 遊戯(たわむ)れる風の果てには 何がある?お前をさあ 連れて行こう…地獄に変える 時を待つこの刹那の 享楽よ最期の杭を いつ打つかこの冷酷(つめた)き 胸に訊け