作词 : 清志まれ作曲 : 清志まれ幸せのままで、死んでくれ生きるのは嬉しいと笑ってくれそして最後にこの地べたに花束を叩きつければいい独りで 嘘になれ朝がうたかたの夜を呑み込むそうさ すばらしいことだまともな日々を祝おうところで僕はひかりだけを拾ってそれが人生だと嘯いていくのかノイズの無い部屋 爪先を立てて胸を切り裂くけど喧騒を期待していたのに惨めな静寂あなたの声 浴びたくなる幸せのままで、死んでくれ白白と影もない完全さでまるで人生が 無いみたいだそれでいい なにもなくていい美しい嘘になれどうやら 雨粒が喘いでいる西陽に灼かれすべてが乾いてしまうんだろう僕は悲しみが跡形なく消えていく様をぼんやり視ていたあなたの肌には熱が在ったのに過去に置き去りだなみだらな記憶の糸の端を奥歯で咥える切れてくれりゃ 楽になれる呆れるよ もうここにはないあの時間 あの視線 あの苛立ち肺の底から 漏れ出すのはもういらないはずの言葉だ「愛」さえも嘘になるのそうだよいのちは 流れるだけの河だお願い 湖畔で書き留めておくれ誰も見ていない それは存在しないいやだ いやだ 震え 震え波を生んだ どうしてだろう凪のなかに沈んだ幸せのままで、生きてきた生きるのは哀しいと許してくれそして最後にこのいのちも愛された 夢を見た幸せのままで、死んでくれ生きるのは嬉しいと笑ってくれそして最後にこの地べたに花束を叩きつければいい独りで 嘘になれ