バスの窓から 見送るわたし
きっとこれが最後
あなたは笑顔見せずに傘で顔を隠していた
突然の雨 誰もが急いで歩くはずなのに
今だけは 何もかも濡れてしまいたい
さようなら そして ありがとう
ふたりのすれ違いが
置き忘れた傘みたいに ひとりのように
初めてふたり
キスをしたこの雨の降る夜だった
あなたは少し照れくさそうに
顔を背けていた
心の中の降りやまない雫には悲しみが募ってく
最後まで涙 こらえて
愛してる そして ありがとう
たくさんの思い出が
頭の中で強く距離
返す きっと
いつの日が ふたりども 見えるかな
この雲の向こうに
かかる今は見えない虹を
愛してる そして ありがとう
たくさんの思い出が
頭の中で強く距離
返す
さようなら そして ありがとう
ふたりのすれ違いが
置き忘れた傘みたいに ひとりそっと